「山梨県の人はぶどうは買わない」というのを聞いたことがありますか?
山梨県は言わずと知れたぶどう生産量日本一。
実際、ぶどう畑をあちこちで見ることができます。
そのため、山梨県の人はぶどうは買わずとも誰かしらにいただくので買う人はいないというのです。
この「山梨あるある」は本当なのでしょうか。
今回はそんな「山梨県あるある」を5つ集め、「ウソほんと」を調査しました。
個人的な意見も述べていますが、実際移住してきた私の山梨体験談にもなっていますので、移住をお考えの方にもお役に立てる情報が詰まっているかと思います。
山梨移住のメリットデメリットを移住4年目のママが徹底解説してみた!
「山梨あるある5選」ウソほんとを調査!
今回調査した「山梨あるあるウソほんと?」は以下の5つ。
- ぶどうは買わなくても食べられる?
- 桃は固いうちに食べる?
- 山梨の人は車の運転が粗い?
- 山梨の人は排他的?
- 煩わしい村制度がある?
早速詳しく解説していきます!
①ぶどうは買わなくても食べられる?
ぶどうは買わなくても食べられる?→答えは半分ほんとです。
実際我が家の体験からお伝えすると、我が家は買わなくてもぶどうを食べられました。
移住して4年になりますが、毎年何かしらでいただいていますね。
しかしそれは、
- パパが職場の同僚がぶどう農家さんだった
- 子どもの幼稚園のママ友さんの実家がぶどう農家さんだった
- 子どもの幼稚園の先生の実家がぶどう農家さんだった
からなんです。
ぶどう農家さん多いね!!
結構な割合で山梨県にはぶどう農家さんがいるのは確かです^^
ですが、もし家に子どもがいなかったり、子どもが大きかったらあまりママさんとの交流は無いですよね。
パパが自営業だったりリモートワークの場合ももらえる確率は低いと言えます。というのも、
移住者がご近所さんからおすそ分けをいただくことはほぼないのです。
ちなみに我が家は集合住宅に住んでいますが、それほどご近所さんとの仲が密ではありません。
ご挨拶くらいはするけどね
ですので結論としては、
地元で住んでいる人たちはぶどうのおすそ分けは普通だけど、移住者は普通に買う!
ということ。
地元の人と関わるようなお仕事をしている人はもらえる確率が上がりますが、移住してきたからと言って、買わずに食べられるというこことにはなりません。
②桃は固いうちに食べる?
桃は固いうちに食べる?→答えはほんと!です。
これは個人的に意外でした!
今まで私は、一口ほおばると果汁がじゅわーっと出てくる桃が一番食べごろで、それが桃の一番おいしい状態だと思っていました。
しかし、とれたての固い桃のを食べてみると、なんともジューシーでおいしいこと!!
品種にもよりますが、山梨の方はだいたい聞いてみると固い桃を食べるといいます。
理由としては、
- 皮ごと食べても皮が固くないから(皮と実の間が一番甘いとのこと)
- 繊維も固くなくジューシーだから
だそうで、食べてみると、納得です!ほんと。
いままで桃のおいしさがわかってなかったんだわ!
桃は足が速いので、スーパーなどで出回るころには柔らかくなってしまいます。
固い桃を食べられるのは山梨県など生産地ならでは。
もちろん熟した桃もおいしいのは確かですが、機会があれば是非、とれたての固い桃を食べてみてくださいね。
③山梨の人は車の運転が粗い?
山梨の人は車の運転が粗い→答えはほんと!です。
山梨に越してきて車の運転をしてみると、実際私もそう感じます・・・。
具体的に例を挙げてみると、
- 農道でも異常にスピードを出す
- ウィンカーを出さずに急に曲がる
- 信号待ちで先頭の右折車は、直進車がいても優先的に先に曲がる
などの車に遭遇することが多々あります。
もちろんすべての人がそうとは限りません!
山梨県は全ての道が整備されていないという実情があります。
そのため、主要道路以外はほとんどと言っていいほど道が狭く、坂道が多いというのが特徴です。
だから渋滞も多いんだね
なので逆を返せば運転に慣れている人が多く、スピードを出したりやや強引に乗る人が多いのかと。
また、右折優先で曲がってくる車は、せっかちな人が多いのもあるかもしれませんが、道が混んでいるため後ろの人を考慮して先に曲がるというのも考えられます。
とはいえそんな交通ルールは無いし、普通にあぶないけどね。。
また、高齢者の運転乗車率が高いというのも理由の一つになっているのかと。
車幅感覚やスピード感などちょっと鈍っていてこちらが心配になることがあるのです。
私は高齢者マークの車は特に注意するようにしています。当たり前ですが。
山梨ではより注意する必要があるかと個人的には思います。
山梨県で車を運転する場合は、
田舎ならではの地元ルールが若干ある
ということを念頭に置き、正しい交通ルールにのとって安全運転を心掛けるようにしてみてくださいね。
④山梨の人は排他的?
山梨の人は排他的?→答えは半分ほんと!です。
山梨育ちの方から聞いたのですが、
四方が山に囲まれているので県外からの人を受け入れにくい
ということがあるようです。
私が実際移住してきて派遣会社に登録した時も、担当者の方に
「山梨県の人は排他的だから関わりづらいかも」といわれたことがあります。
確かに、働いた職場では、千葉ナンバーの私の車をみて、すぐさま「県外の方ですか?」と尋ねられました。
「ケンガイ」という言葉が日常でよく使われるというのを初めて知った瞬間でした
「県内の人or県外の人」というのは山梨の方は気にするのかな、と。
しかし、働き始めて排他的な扱いを受けたことは全くなく、話してみるといい人ばかりで働きやすかったです。
排他的な文化は地形が影響した山梨ならではの文化
ととらえれば、そこまで気にすることはないのでは?と個人的には思います。
⑤煩わしい村制度がある?
煩わしい村制度がある?→答えは半分ほんと!です。
東洋経済オンラインの記事にこんな記事を見つけました↓
恐怖の実話!悪夢と化した「夢の田舎暮らし」(2018年7月7日)
詳しくは記事を読んでいただければわかりますが、内容を要約すると、
- 家族で八ヶ岳山麓の古民家に移住
- 地域のごみ集積場にごみが出せない
- よそ者(組に入っていないもの)は集積所は使うなと言われた
- 会費を払って組に入れてほしいと言っても断られる
- 役所に駆け込むも、役所は地域住民のいいなり
実際私は、身近でこういう話は聞いたことがありません。
しかし、地域によっては「村制度が残っている可能性はあるのかも」と肌で感じます。
(④排他的)の章で書いた通り、移住者を快く思わない風潮がなんとなく残っているところもありそうだからです。
ただ、記事の中にもありますが、この方は移住者が集まった集落に引っ越しすることで解決したようですね。
八ヶ岳付近や河口湖周辺など、移住者が集まった集落はいくつかあります
また、我が家のように甲府市など市街地の集合住宅に住めば、組合料金は家賃と一緒に振り込むことで解決でき、
煩わしいご近所さんとのやり取りに悩むことは少ないと感じます。
住んでみないとわからない部分ももちろんあります。
しかし、このような風潮があるということを頭の片隅にでもおいておくと、家選びの際、どこかで確認するチャンスがあると思うのでチェックしてみてくださいね。
八ヶ岳南麓のおすすめベジタリアンレストランはこちら↓
まとめ
「山梨あるある5選」ウソほんとを調査!ということでまとめると以下のようになりました。
- ぶどうは買わなくても食べられる?→半分ほんと!
- 桃は固いうちに食べる?→ほんと!
- 山梨の人は車の運転が粗い→ほんと!
- 山梨の人は排他的?→半分ほんと!
- 煩わしい村制度がある→半分ほんと!
かなり個人的な意見も入っていますが、実体験も織り交ぜてお届けしたので、リアルな実情を知っていただけたのではないでしょうか。
こちらの記事では山梨移住のメリットデメリットをまとめています↓
山梨移住をお考えの方に参考になればうれしいです。